放射線診断部門について
放射線検査は、診療放射線技師約15名と、助手2名にて24時間体制の救急医療に対応する体制を整えています。 地域医療連携にも力を注いでおり、近隣の病医院からの検査依頼を受入れ、画像診断をお返ししています。
私どもは日頃、検査の短い時間でしか患者様と接することができません。
だからこそお一人お一人の患者様との時間を大切にし、笑顔で接するように心がけております。
また、患者様が検査を受ける際に感じておられる不安や緊張を取り除き、より安心して検査を受けていただけるように努めています。
今後も患者様の立場になって、より良い検査が行えますよう、努力いたします。
主要検査機器
一般撮影装置
X線(通称レントゲン)を用いて全身を様々な角度から撮影します。
一般撮影はCTやMRIなどに比べて撮影時間も短く、救急時、全体像を把握する必要がある時に重要な検査です。
画像診断のゴールドスタンダードです。当院の装置は寝台も昇降しますので、乗り降りも容易です。
多機能X線テレビシステム装置
消化管の透視に用いられる装置で、胃のバリウム検査などで知られています。胃や大腸は、骨のようにX線写真には写しません。
X線写真によく写るバリウムを胃や大腸に付着させてから、写真を撮影します。
トモシンセシス
1回の断層撮影で複数枚の画像を作成できるだけでなく、分解能がきわめて高く、金属アーチファクトの影響も少ない画像が得られる撮影法です。
通常のX線検査では判別困難な所見が明らかになることから、新しい撮影手法として特に整形外科領域で注目されています。
骨塩定量検査
骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分の量を調べる検査であり、主に骨粗鬆症を早期に診断するために用います。 日本骨代謝学会推奨である腰・股関節の検査はもちろん、薬効の反映も調べることができます。
64列多列検出器CT
CT装置の中心にある大きな穴に入って、X線を当て、体の中の様子をコンピュ-タ-で処理し画像化する検査です。 高速、高精細であり、短時間で綺麗な画像を提供することができます。
オープン型MRI
体内にある水分を磁気に共鳴させ、電波を受信して画像を撮影する装置です。
装置の中心から外れてしまう関節の撮影や、動態検査の施行はオープン型の利点を生かすことができます。
また、広く開放された設計のため、閉所恐怖症の方やお子様、ご高齢の方にも広くご利用いただけます。
画像診断
読影は放射線科医が担当し、遠隔と現地読影を併用しています。
その他、夜間休日等にも緊急読影が可能な体制を整えております。