ホーム > 病院からのお知らせ > ワンコイン骨密度検診を始めました
ワンコイン骨密度検診を始めました
骨密度検査の目的は?
骨粗鬆症の予防や診断、早期治療が目的です。
骨粗鬆症になると、骨折が起きるリスクが高まるので、早目に診断を受け、食事や運動療法に加え、薬物治療を早く始めることが肝心です。
骨密度検査とは?
骨密度検査は骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分の量を調べる検査で、主に骨粗鬆症を早期に診断するために用います。 測定方法は複数ありますが、当院ではDEXA(デキサ)法を用いて検査を行っております。
DEXAとは2種類のエネルギーの異なった放射線を使用し、その透過率から骨密度を測定する方法です。 この方法は骨密度に関連した医学会で作成されている「骨粗鬆症の治療と予防のガイドライン」でも推奨されています。 特に骨折するリスクの高い腰椎や大腿骨で測定を行います。
骨密度検査でわかることは?
骨粗鬆症やカルシウム代謝異常の診断が可能です。それらの経過観察にも利用されています。
骨密度検査では単位面積あたりの骨量と若い世代(20歳~44歳)の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が何%であるかなど調べることができます。
骨密度検査の結果では若い世代の平均骨密度(YAM値)を100%として、比較します。
診断結果の目安として
骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症とは、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。健康な人に比べ骨折のリスクが高くなります。
骨密度低下の原因には、閉経後の女性ホルモンの低下による骨量の減少や加齢、生活習慣などがあります。
特に女性では症状がなくても、50歳になる前に骨密度検査を受けましょう。
QOLの低下を防ぎ、丈夫な骨で健康的な生活を送るためにも定期的な骨密度のチェックし、骨粗鬆症の予防と早期発見を心がけましょう。
骨粗鬆症の予防
食事について
食事で大切なことは様々な栄養素をバランス良くとることです。 特にカルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの骨の健康に大切な栄養素を積極的に取りましょう。
*積極的に取りたい栄養素を多く含む食品
- カルシウム:骨の量の維持、増加を助けます。
小魚、牛乳、乳製品、ひじき、干しエビ、大豆、小松菜、チンゲンサイ、大根の葉、ほうれん草など - ビタミンD:カルシウムの吸収を助けます。
サケ、かつお、イワシ丸干し、干し椎茸、きくらげ、煮干し、マグロ、うなぎかば焼きなど - ビタミンK:骨の形成を助けます。
→骨形成に重要なたんぱく質がカルシウと結合できるように促す働きがあります。
納豆、ブロッコリー、小松菜、抹茶、ニラ、ほうれん草、など
※画像クリックで拡大表示
運動について
骨折を起こす2大要因は骨強度低下(骨粗鬆症)と転倒です。 運動は骨強度の改善と転倒予防に重要な運動機能の改善に有効であることが分かっています。 日本骨粗鬆症学会により、骨によい運動の種類として背筋運動、かかと上げ(かかと落とし)、片脚立ち、スクワット、ウォーキング等の運動が推奨されます。
当院では、骨粗鬆症治療の患者様に対し、「骨によい運動」のやり方をまとめたパンフレットを用意しております。
ぜひ、ご参考になさって下さい。
関節の痛み等により運動が困難な患者様は、担当医の診察にて必用に応じ個別のリハビリにて対応させていただく事も可能ですので、担当医までご相談ください。
日光浴は必要?
日光浴も良いと言われていますが、季節にもよりますが冬であれば1時間程度、夏なら木陰で30分ほど、戸外で過ごすよう心がけましょう。
イラスト提供:旭化成ファーマ株式会社
骨密度検査は随時受け付けております。
また、骨粗鬆症に関する食事や運動、日常生活に関するパンフレットを用意しております。
検査やパンフレットをご希望の際は、下記までお問い合わせください。
黒河内病院 ☎042-742-0211(代表)